社長のつぶやき

「比べる自信」

2021.07.20

人は生きていくためには、どうしても自信が必要です。

自信ってものすごく大切なものです。

でも、統計によると、日本人は世界で最も自信がないそうです。

なんででしょう?

それは、学校が教える「比べる自信」が原因じゃないかと思います。

小さい子に対しては、ついつい、「ほら、〇〇ちゃんはできてるよ。だからあなたもできるよ。頑張って!」というようなはげまし方をしてしまいます。

「ほら、〇〇ちゃんはおとなしくしてるよ。だからあなたもおとなしくしていようね」なんてことも言ってしまったりします。

でも、この段階から、比べる自信がスタートしています。

それがエスカレートするのは、テストや受験のせいです。

クラスで何番の成績だ!全国模試で何位だった!が人の価値のように言われるようになります。

運動でもそうですね。

誰かに勝ったら嬉しい。

誰かに負けたら悔しい。

大人のなかには、その悔しさを成長に利用しようとして、ことさらに「勝ち負け」にこだわって指導する人もいます。

そんな世界で長い時間過ごしてきた僕らには「比べる自信」が、がっつり染みこんでいます。

でもね、比べる自信は恐ろしいのです。

なぜなら、比べる自信を満たすために、まず手っ取り早い方法は、お金で自信を買うことです。

自分の身を飾るのです。

高価なものを身につけるのです。

そうすれば、比べる自信は満たされます。

でも、自分以上の金持ちはかならず存在します。

その人と自分を比べたとたんに自信を失います。

しょうがないから、自慢をするようになります。

過去の手柄や武勇伝を「かなり盛って」しゃべってしまう人がいます。

でもすぐに気がつくんです。

自慢をするよりも、自分以下をつくったほうが早いって。

だから、人を見下し、評論し、差別をするようになります。

そして、自分が誰かに置いて行かれるのが恐ろしいから、頑張る人の足を引っ張るようになります。

人が頑張っていることについて、「よーやるわ」「何それ自慢?」「余裕あるやつはいいよね」「どうせうまくいかないのに」「どうせ失敗するのに」と言うようになるのです。

でも、こんなことをしても、自信は減っていくばかりです。

なぜなら、比べる自信は、追えば追うほど自信を失うからです。

なんたって、かならず自分以上がいるからです。

だから、比べる自信から抜け出してほしいです。

比べる自信から抜け出すためには、比べられなくすればいいです。

たとえばね、「足が速い」という人がいたとします。

でも、「足が速い」人はたくさんいます。

だから簡単に比べられてしまいます。

でもね、「足が速い」+「料理が上手」という人がいたら、同じ条件の人は減るでしょう。

さらに、「足が速い」+「料理が上手」+「歌も上手」になると、さらに同じ条件の人は減ります。

比べたくても比べられないくらい、たくさんの好きが組み合わさっていると、それが個性になるんだと思うんです。

その「好き」は、「好きなこと=得意なこと=人より優れていること」という方程式に従う必要はありません。

レベルなんて関係ないんです。

「好きったら好き」でOKです。

その好きなことがたくさんあると自分の個性になり、比べられにくくなります。

君自身はたくさんの好きなことをやるのに忙しくて、自分のことを誰かと比べる暇もなくなります。

たくさんの好きなことを、夢中でやっているうちに、だんだん自信もついていきます。

誰とも比べられない、自分以下も必要としない、本当の自信が身につくんです。