2021.06.18
『「私には友人が一人もいません。友人をつくるには、どうしたらいいでしょう」
と質問をしてきた人がいました。その人に対して、このように尋ねました。
「一年間のうち何通手紙を書きますか」
「一通も書いていません」
「自分から電話をかけたことがありますか。用事があるときはいろいろなところにかけますが、あえて用事を作って、友人に電話をかけたりすることはありますか」
「一度もありません」
手紙を書かない、電話もかけていないということは、自分から相手に対して全く働きかけていません。
このような人は、向こうから友達になりたいと言われることはないでしょう。
もし、友人が欲しいと思うのだったら、暑中見舞い、年賀状を出す、まめに手紙を出す、用事がなくても電話をしてみるなど、自分からコミュニケーションを図っていくと友人ができていきます。
宇宙の法則に、「投げかけたものが返ってくる」というものがあります。
自分から投げかけていくことで、次から次へと、友人が増えていくようになっていきます。』
昨今は手紙を書いたり、電話をしたりする人は少なくなっている。
現代でいうなら、メールだったり、LINEだったり、FacebookやInstagramの投稿への「いいね!」やコメントだったりする。
いずれにしても、こちらから投げかけているかどうか、ということだ。
つまり、アウトプットをしているかどうか、ということ。
「いいね!」やコメントが欲しいなら、SNSへ記事をアップしなければならない。
挨拶して欲しいなら、自分から先に挨拶する必要がある。
笑顔が欲しいなら、先に自分から笑顔になることだ。
今まで投げかけてきたことが、今返ってきているだけ。
自分から先に…
あたたかな言葉や笑顔、態度を発する人でありたいですね。 小林正観