2021.05.08
舩井幸雄氏は「長所伸展法」についてこう述べている。
『ツキを呼び込むためには、伸びているもの、すぐれたもの、得意なもの、自信のあるもの…このような他と比べて優越した点をさらに伸長させていく方法が有効で、このやり方を、私は「長所伸展法」と呼んでいます。
その際、自分が不得手なこと、うまくできないことは触らないようにします。
そのようにすると、不思議と短所や欠点もいつのまにか消えていくものです。』
自分が今、幸せで楽しかったら、ちょっとしたことには目くじらを立てたり、腹を立てたりしない。
自分が幸せで楽しければ、自己肯定感が高くなり、たいていのことは許せたり、気にならなくなるからだ。
つまり、「長所伸展法」と同じで、「怒らないようにする」とか「嫌なことが気にならないようにする」というのは短所を治すのと同じ。
それよりも、「幸せなこと」「楽しいこと」(長所)にフォーカスすれば、自ずとマイナスなこと(短所)は気にならなくなる。
昨今、町おこしの成功事例が多く出てきているが、そのほとんどすべてが、その町に面白い人や、遠くからでも会いに行きたい人がいる。
町の欠点や短所をなおすのではなく、人に焦点をあて、人という長所を伸ばすということだ。
幸せに楽しく商売をしている面白い人が増えれば、その周りに人は集まる。
自分が幸せで楽しく、面白おかしく生きることが、結果、周りを幸せにする。