2021.04.16
これはハーバード大学で
行われた実験です。
実験の参加者は、
白い服の学生と黒い服の学生が
バスケットボールをパスし合う
という動画を見せられて、
「白い服を着た学生が
ボールをパスする回数」を
数えるように指示されます。
動画の途中で
面白いことが起こります。
ゴリラの着ぐるみを来た学生が
部屋の中に入ってくるのです。
ゴリラが画面に
映っている時間は9秒ほど。
ゴリラは部屋の真ん中で胸を叩いて
また画面から去っていきます。
いきなりこんな異様なものが
画面に現れたら、
思わず「何だこれ!?」
と思ってしまいそうなものですが、
白い服の人ばかり見ていた
参加者の半数は
実験が終わった後に
「何かおかしなことに気づかなかった?」
と尋ねられても、
「何のこと?」
と首をかしげるばかり。
なんと彼らはゴリラの存在に
全く気がつかなかったのです・・・。
この実験からわかること
それは、
人は「目の前のことは全て見えている」
と思い込んでいるけど、
自分が注意を向けていないものは
全く見えなくなっている
ということです。