2021.04.06
人は、歯が痛くなってはじめて、歯の存在に気づく。
いかに、今まで何も文句も言わずに働いてくれていたことが分かる。
たった一本の虫歯でさえで、食事ができなくなるのだから。
「ありがとう」の反対は「あたりまえ」だと言われる。
体の中の「心臓」や他の「臓器」が24時間動き続けるのも「あたりまえ」。
虫歯になったときはじめてその「あたりまえ」の「ありがたさ」に気づく。
「ありがたい」とは「有り難い」。
「有り難い」とは、この世に有(あ)ることが難しい、稀(まれ)であること、奇跡のようなこと。
心臓が四六時中動いているのは、本当は「奇跡」のようなことなのだ。
だからこそ、その「奇跡」に対して「ありがとう」。
痛くならない「歯」に、24時間動いてくれている「心臓」に、「膵臓」に、「肝臓」に、そして自分の「体」全部に「感謝」をすること。
そして、体だけではなく、自分が今日一日、事故にも会わず、病気にもならず、事件にも巻き込まれなかったとしたら、これほどの奇跡はない。
つまり、生きているのではなく、生かされている自分に気づくこと。
「自分がいかに恵まれているか」
毎日の幸せに気づき、「ありがとう」と感謝多き日々をおくる人でありたい。