社長ブログ

自分が太陽のように②

2021.03.24

小林正観さんは《太陽になる》というのをこう言っています。

『例えば、今まで不登校の子どものことで心配していた母親が、ある日突然、「やれ、フラダンスだ、やれ、テニスだ」と、にこやかで楽しそうな状態になったとします。

初めの1ヶ月ぐらいは、いぶかしげに見ていた子どもでも、3~4ヶ月も経ったときには、「いったい、お母さんに何が起こったのだろう」と思います。

母親が、《太陽さん》になって、心地よさそうに常に楽しそうにしていると、「お母さん、どうしたらそんなふうになれるの?」と、悩んでいる子どもほど聞いてくるでしょう。

そのとき、初めて実例見本として話せばいいわけです。

自分の心の支えとしてあるものを語ればいいんです。

いい話を聞いたからといって、すぐに伝えようとするよりも、まず、自分が実践してみましょう。

すると、子どもはそれを手本として「こういう生き方が楽しそうだな」と思うかもしれません。

子どものことを思うあまり、いつも暗い顔をして笑顔がないのでは、子どもはそんな顔を真似しようとは思わないでしょう。

暗い顔の親を見本としている、暗い顔の子どもがいるのではないですか。

本当に子どものことを考えるなら、早く自立させてあげることです。

それには、子どものことを心配して気にしている親が、まず《気にならない親になる》ことです。

ただひたすら自分の人生を幸せに生き始めること。

もともと、子どもを育てる能力など、親も先生も本来持っていないのです。

ただ《自分の生き方を、手本として、見てもらえるかどうか》だけです。

「まなぶ」の語源は「まねぶ」。

つまり、「まねをすること」でした。

子どもにとって、一番嬉しくて気持ちいいのは、母親がいつもイキイキして幸せそうにしていることでしょう。

そのとき初めて子どもは楽しい気分になるのです。

何とかしなくてはならないのは、子どもではなくて自分自身。

面白いことに、自分の心が喜ぶ生き方をしていくと、あれほど気になって心配していた子どものことも、優しい気持ちで見守れるようになっていくようです。』

心理学のカウンセラーの方は、自分が「ゴミ箱」になってしまう、という人が多い。

クライアントの愚痴や悩みをずっと聞いていると、それが澱(おり)のようにたまってしまうからだ。

負の「気」(邪気)を受けてしまうということでもある。

「人を変えることはできないが、自分を変えることはできる」という言葉がある。

心理学の基本的なスタンスだ。

どんなに何度も注意しても、怒鳴っても、怒っても、子ども(相手)は変わらない。

唯一変わるときは、本人が気づいて変わるだけ。

そして、そこに影響を与えることができるのが、生き様だけ。

笑顔で、楽しく、幸せに、感謝しながら生きているかどうか。

まず、自分が太陽になること。