2021.01.30
人は、生きていくうちに、生まれてきた意味や使命を知る。
使命とは「使われる命」であり、自分の命がどのように使われていくのかを知ることです。
それは、自分が自分の命を使うのではなく、天によって使われるという意味です。
自分が命を使うことを「懸命」という。
あらんかぎりの力を出し尽くして頑張ること。
懸命な人は、燃え尽きやすい。
期待した結果が得られないと、懸命に頑張れば頑張るほど、燃え尽きてしまって、エネルギーがゼロとなり意欲を失ってしまう。
「頼まれごと」をふうふう言いながら引き受け続けていると、日々の仕事量はむしろどんどん増える一方だが、気持ちは豊かになる。
そして、それが続くと、年齢を重ねても、頼まれごとで一日がすぐに一杯になってしまう。
しかし、多くの人は、定年という時を境に、「頼まれごと」がこなくなる。
それは、会社にいる間、会社以外の頼まれごとをことごとく引き受けてこなかったからだ。
頼まれごとを断れば断るほど、「頼みにくい顔」になる。
反対に、頼まれやすい人は、なごやかで、ほんわかして、温かな顔になる。
それが「和顔」。
仏教では、「和顔愛語」というが、和やかな笑顔と、優しく愛ある言葉で相手に接することです。
味わい深い人生を送るため…