2021.02.02
そのときに「自分は今まで何も考えないで、のほほんと生きてきたけど、頼まれごとを引き受けることが、生まれてきたことの意味かな。
喜ばれることかもしれないな」と思いながら、あちらに動かされ、こちらで楽しい人々と出会い、というのをやっていくことになります。
さらに、流れを素直に受け入れれば受け入れるほど、宇宙はどんどん示唆をくれるようになります。
すると「どうも自分はある方向に向かって、同じようなことを頼まれているようだ」と感じはじめます。
ある人は、心安らげる場所を提供する。
ある人は、子供たちと笑顔で接する。
というような、ある種の方向性みたいなものに気がついてきます。
そうしたら、そのまままわりの皆さんが持ち込んでくることを、もう何も考えずに、ただやっていけばいい。
不思議なことに、自分で努力目標を立ててがんばっていたころよりも、風に吹かれ、川に流されて生きるほうが労働量が多かったりするのですが、好き嫌いを分けない心になっていると、悩んだり苦しんだり迷ったりすることが少なくなる。
精神的なストレスがなくなって、元気でいられます。
私も20年くらいかけて、一切抵抗しないで、宇宙が「こうしましょう」と示唆している流れに舟を浮かべて下っていく、という生き方になってきました。
“風”に従い、“流れ”に従う。
こういう人を、「風流な人」と呼びます。
「風流な人」でいることは、人生の喜びを優しく感じることができる生き方のようです。