2021.01.18
「真(しん)があるなら、今月今宵(こよい) あけて正月、だれも来る」
高杉晋作の歌です。
まことの気持ちがあるなら、今月、そして今夜、今すぐに集まってくれ。
明けて、正月になったら、誰もくる。
「本気なら、今すぐに動け!」ということ。
長州で、100人にも満たない騎兵隊を立ち上げたとき、対する長州藩の保守派の軍は2000。
初めは動かなかった騎兵隊も、高杉晋作の呼びかけに、3000までに増えたという。
そして、攘夷派の高杉の騎兵隊が、保守派をやぶった。
27歳で病魔におかされ亡くなった高杉晋作。
「動けば雷電のごとく、発すれば風雨のごとし」と言われた。
まさに、「狂気」から出た革命だ。
「おもしろき こともなき世を おもしろく」
という有名な辞世の句を残した。
明治維新の若者たちには、みなある種の「狂気」があった。
だからこそ、その偉業がなされたともいえる。
「革命はいつも、たった一人から始まる」
人生はドラマ。
そして、一場の夢。
ときに、「バカげたこと」を真剣にやることができる人でありたいですね。