2021.01.03
鎌倉時代の歌人として有名な西行法師の有名な和歌がります。
「何事のおわしますかは知らねども、かたじけなさに涙こぼるる」
伊勢神宮に参拝した際の、言葉にならない感動を歌った歌です。
お伊勢さまにきたら、何がどうのこうのという訳ではない、理屈ではなく、ただ涙が出てくる。
サン・テグジュペリの「星の王子さま」にもこんな言葉があります。
「さようなら」王子さまは言った。
「さようなら」キツネが言った。
「じゃあ秘密を教えるよ。
とてもかんたんなことだ。
ものごとはね、心で見なくてはよく見えない。
いちばんたいせつなことは、目に見えない」
神仏も、親の恩も、愛も、情も、人の気持ちも、大事なことは、みな目に見えない。
「おかげさま」という言葉も、何のお陰なのかは理屈で考えてもわからない。
「目に見えない世界」をなんとなく感じ…
感謝とお陰さまの気持ちで日々をおくりたい。