2020.12.26
『宇宙というのはどうも二重構造になっているみたいなんです。
結婚したいと言ってる人からは結婚が遠ざかるし、お金がほしいと言ってる人からはお金が遠ざかるし、健康がほしいと言ってる人ほど健康が遠ざかっていくようです。
ですから講演でも、「聴かなくてもいいですよ」みたいな話のほうが聴きたくなると思うんです。
ある保険会社が、車につけてあるお守りの数と事故率を調べたら、お守りの数が多くなるほど事故率が高いという統計が出たんです。
なぜお守りが多いほど事故に遭いやすいかというと、前が見えなくなるからです(笑)。
それは冗談ですが、でも宇宙の構造はそういうふうに、執着を持って求めるほど遠ざかるらしいんです。
つまり、営業ナンバーワンになりたいと年間千回言ったとすると、来年もまたその言葉を千回言うようになるし、健康がほしいと言っている人は、来年も再来年も同じことを言い続けることになる。
つまり叶っていないわけです。
言ったことが叶うのではない。
言った言葉をまた言いたくなるようにセットされるらしいというのが、これまでの研究で私が掌握した宇宙の方程式です。』
「お金が欲しい」と言っている人は、また来年も「お金が欲しい」という状況が生まれると、正観さんは言う。
では、お金という執着から逃れる方法は、「絶対にこうでなければイヤだ」という気持ちを捨てること。
それには、お金に焦点を当てるのではなく、自分に焦点を当てること。
つまり、自分を徹底的に磨くこと。
磨いて磨いて、ステップアップする。
すると、人も、お金も、健康も、向こうからやってくる。
お金も、人も、追いかけない人に、運はやってくる。 小林正観