2020.12.13
『人生の悲喜こもごもさまざまな出来事は、実はすべて必要で必然です。
ですから目先の出来事の一つひとつについて、安易に正誤や善悪、幸不幸などの二元的な判断を下さないほうがいいようです。
楽しいこと、喜ばしいことはともかくとして、悲しいことやつらいことを必要、必然とはなかなか思いにくいものです。
しかし、生起した時点ではその意味がよくわからなくても、まず素直に受け入れ、じっくりと考えて、その後の事態の進展を注意深く観察すれば、それがいかに必要だったか、ベストだったかが必ずわかるはずです。
今よりもよくなる過程で起こった出来事と、すべてを認識したうえで、意味と理由を考えることに挑戦していただきたいと思います。
生起したことの意味が正しく理解できれば、次に何かが起こるはずか、あるいは何をなすべきか、が少し余裕を持って判断できるようになるでしょう。
心から感謝できる心境にまで到達すると、物事は急速に展開するものです。
生起した出来事の意味がわからなかったり、事後処理に追われている間は、目先のことに手一杯で、とても感謝どころではありません。
私の経験では自分にとっての本当の必要性が理解できて初めて、素直に感謝できるようになります。
必然で起こった出来事の必要性と、いかにベストであるかを早く見抜く力を、ぜひ日々養ってほしいのです。』 船井幸雄