2020.12.07
神様は「この人は一生のうちにこれだけのお米を食べ、これだけのお酒を飲み、何着の服を着て、何枚の紙を使える」など、食や物を保証してくださっている。
だからこの世に「食べていけない」人はいない、ということです。
神様は私たち一人ひとりに見合った、幸せの弁当箱を持たせてくださいます。
この弁当箱は、私たちが生きている限り大事にしていかなければならないものです。
食べ物を粗末にしたり、むやみに食べすぎてはいけません。
後や先を考えずに早弁をすると、肝心なときに食べる物がなくなり、お腹をすかせることになります。
これは食べ物だけに限ったことではありません。
苦楽もそうでしょう。
もし一生のうちに、その人が苦労しなければならない分量というものがあるとすれば、若いうちにセッセと苦労すると老いてから幸せになり、逆に若いうちに楽しみを尽くしてしまえば、あとは苦労しか残っていないということになります。
天からいただいた弁当箱は無限ではありません。
人としての努力や精進が必要です。
そして、この弁当箱がある限り、天は必ず私たちをご覧になっているのです。
「私さえ良ければいい」という考えではいけません。
「人様のために」と考えて行動する人には、必ずそのお褒めが天からあります。
しかし、結果を求めて行動してはなりません。
心から「人様がお幸せに」と思ってする純真な行為にこそ、天のお褒めがあるのです。