2020.11.17
「喜神の神とは神社仏閣に祀ってある神ではなく、精神の神(しん)、つまり心の最も奥深い部分を指す言葉です。
従って喜神を含むとは、どういう立場に立たされようと、それに心を乱されることなく、
心の奥深い部分にいつも喜びの気持ちを抱いてことに当たれば、
どんな運勢でも開けないものはなく、上昇気流に乗ったように開けていくという意味です。
これこそは人生の極意であり、特に人の上に立つ者が身につけておかなければならない姿勢だと思います」
喜神を含んでものごとが実行できるためには、どんなことであろうとも、甘んじて受けることが大切です。
甘んじて受けることができるためには、自分の人生は天が導いている、従ってどういうことが起きようとも、
それはよいことの兆しであって悪いことは何もないという強い確信が必要である。
天へのこの深い信頼があるとき、私たちは目先のことに動揺することなく、
一見トラブルにしか見えないことも甘んじて受け入れ、誠心誠意改善に努力することができる。
人を非難することなく、清々(すがすが)しい気持ちで、喜々として取り組める。』(下坐に生きる /致知出版社)
「喜べば、喜びごとが喜んで、喜び連れて、喜びに来る」
という言葉があります。
「喜ぶ」という言葉を「悲しむ」「憎しむ」「楽しむ」「怒る」に置き換えることもできる。
「悲しめば、悲しみごとが悲しんで、悲しみ連れて、悲しみに来る」ということです。