2020.11.14
「浄玻璃(じょうはり)の鏡の前に立つまでは、秘めておきたしあのこともこのことも」(相田みつを)
人は、死ぬとき誰もが浄玻璃の鏡の前に立つという。
浄玻璃の鏡の前に立つと、一瞬にしてその人の人生が鏡に映し出される。
人に与えた苦しみや悲しみが多ければ、それを見て、身もだえするほどの苦しみとなる。
反対に、人に与えた喜びや楽しさが多ければ、それを見て、極楽にいるときのように楽しく、嬉しい気持ちになる。
どんな財産も車も豪邸も、社会的地位も、あの世には持っていけない。
また、自分の体も、自分の思い出も、あの世には持って行けない。
「棺(かん)を覆(お)うて、人定(ひとさだ)まる」
どれだけ多くのものを人々に与えたか…