社長ブログ

「神は細部に宿る」

2020.11.11

釘(くぎ)がないので  蹄鉄(ていてつ)が打てない

蹄鉄が打てないので  馬が走れない

馬が走れないので  騎士が乗れない

騎士が乗れないので  戦いが出来ない

戦いができないので  国が滅びた

すべては蹄鉄の  釘がなかったせい



伊那食品工業では、社員に対してこう教えているという。

「公共の駐車場に車を置くときには、施設の出入り口からいちばん遠い場所に駐車しなさい」と。

なぜなら、病院でもスーパーマーケットでも、出入り口から近い場所には、体調の悪い方、お年寄り、体に障がいのある方などが駐車したいと思っているから」

他人への思いやりや、公を大事にするという精神を、実践で示すとそうなるからです。

どんなに素晴らしい知識があっても、どんなに高邁(こうまい)な哲学を語ろうと、それを実践しなければそれを知らないのと同じ。

そして、その実践も長く続けなければ本物にはならない。

まわりの人は、本当によく見ている。

たった車の止め方一つで、その人の人間性や思いやり度、あるいは美意識が分かってしまうということです。

「神は細部に宿る」という言葉がある。

もともとは建築デザインからきている言葉ですが、建築のディテール(細部)こそが大事であり、それが美につながる、といった意味です。

小さなことを常にチェックし、細部を大事にする人でありたいですね。