2020.09.25
小林正観さんのお話しより…
講演会のあとで、このような話をする方がいらっしゃいます。
「今日の話を、〇〇さんに聞かせたかった」
「今度は、××さんを連れてきたい」
このように、「誰かへ」と言った瞬間、今日の話は自分のためになされているものではないと思っています。
このときいちばん痛んでいるのは、話を聞いた本人の胸です。
いままで、五戒(不平不満・愚痴・泣き言・悪口・文句)を言い、怒鳴ったり、怒ったり、不機嫌になっていたので、話を聞いていると、自分がとても辛くなります。
どうしても「自分の胸に痛みが来ているのではない」「この話は自分のためのものではない」「これは〇〇さんに告げるべき話だ」とうっちゃりをして帰りたいのです。
それを、私に確認しておかないと辛いので、「この胸の痛みは〇〇さんのところにいく話ですよ」と確認しに来るわけです。
「多くの人に伝えたい」「世の中を変えよう」という考えを全部やめる。
伝えたいという人は、自分が実践していない可能性があります。
自分でやるべきことを感じたのなら、ただ自分が実践していくだけ。
楽しくて笑顔になることを何十年も続けていき、周りの人に喜ばれるよう、光を発しながら生きていくだけでいい。
それが「実践」。
「自分がどう生きるか」に徹してみてはどうでしょう。