2020.09.21
小林正観さんに、「引きこもりの子供」の話がある。
ある女性の息子さんが引きこもりになって困っていた。
それで、夫も子どもも暗くなり、家中が暗くなってしまったという。
正観さんは、夫や子どもに関係なく、自分が明るくなればいい、というアドバイスをその女性にした。
アドバイス通り、夫も子どもは不機嫌なままでいい、自分は昔好きだった社交ダンススクールに通う、と決断した。
すると、毎日が楽しくなり、家事も鼻歌交じりにやるようになり、結局息子さんは2年ぶりに自分の部屋から出てきたという。
そして、自分も「社交ダンスをやりたい」と言って、ダンススクールに一緒に通いはじめ、ダンススクールで人気者になったそうだ。
(楽しい子育て孫育て・学研)より抜粋引用
人をどうこうしようとするのではなく、自分が光って輝けばいい、というのが「実践」だ。
天照大神(アマテラスオオミカミ)が、天の岩戸にお隠れになったとき、日本の神々は岩戸の前で、歌ったり、踊ったり、酒を飲んだりして、楽しそうに大騒ぎをした。
なぜ、皆がそんなに楽しそうなのかを知りたくなった天照大神は、外へ出てきたという。
学校の先生なら、自分の担当教科(たとえば数学)を、好きで仕方ない、楽しくて、面白くて仕方ないということを伝えるだけ。
すると生徒は、数学が好きになるかもしれない。
商店主なら、商売が好きで仕方がない、楽しくて、面白くて仕方ないということを子どもに伝えるだけ。
すると、後継者ができるかもしれない。