2020.09.17
『「愛語(あいご)」という言葉は、良寛和尚(りょうかんおしょう)が好んで使っていたと言われています。
良寛和尚の「愛語の心」とは、こういうものだと聞きました。
「自分は貧しいひとりの修行僧なので、人に与えるもの、あげるものが何もない。
だからせめて、心をあたたかくするような、心を安らげるような『言葉』をあげたい。それならいくらでもあげることができるから」
良寛和尚は、自分の口から出てくる言葉を「あたたかい言葉」「やさしい言葉」「思いやりに満ちた言葉」にしたいと思っていたようです。』
口から出る言葉が、いつもトゲトゲして冷たい人がいる。
反対に、口から出る言葉が、いつもあたたかくて、やさしい言葉、思いやりに満ちた言葉という「愛語」の人がいます。
どちらの人と「一緒にいたい」か「また会いたい」か、は言うまでもない。
口から出る言葉すべてが、「愛語」で満たされた人でありたいですね。