社長ブログ

「三尺下がって師の影を踏まず」

2020.09.12

茶道では、謙虚な姿勢でお茶をいただくのが基本となります。

あるいは一流料亭の女将は、一歩引く形で挨拶をします。

客に対してじつに美しい姿勢になります。

京都が世界中で評判になったのは、祇園の舞妓さんがこのマナーを使っているからです。

舞が終わっても、そこに座って丁寧にお礼をいう姿に海外の人たちは感動したのです。

歌舞伎でも同じですが、この一歩引き下がった姿勢は、美しい引力となって、客を魅了するのです。

それこそが「おもてなし」の心でもあるわけですが、日常の生活においても、それがある人とない人では、大きな差となっていくでしょう。

これはなにも女性だけのマナーではありません。

日本人であるなら、男でもできるのです。

「三尺下がって師の影を踏まず」という、古くからの教えもあります。

そしてこのタイプは、社会的な地位も得ていくと思います。