社長ブログ

下座行

2020.09.18

「引く力」は一歩下がる生き方です。

一歩下がる生き方は「下座行(げざぎょう)」でもあります。

森信三先生は「下座行」につていこう語っています。

『そもそも一人の人間が、その人の真価より、はるかに低い地位に置かれていながらそれに対して毫(ごう)も不満の意を表さず、忠実にその任を果たすというのが、この「下座行」の真の起源と思われる。』

『下座行とは、一応、社会的な上下階層の差を超えることを、体をもって身に体する「行」といえる。


例えば「高慢」というがごとき情念は、自分の実力を真価以上に考えるところから生じる情念といってよかろうが、


もしその人に、何らかの程度でこの「下座行」的な体験があったとしたら、その人は恐らく、高慢に陥ることを免れうるのではあるまいか。』(師教を仰ぐ/森先生に導かれて)より