2020.09.10
中身がまったく同じで、価格も同じ。
一方はよく知っている、イメージのいいブランドの商品で、もう一方はよく知らない、ブランドのない商品。
この2つが並んでいる場合、あなたはどちらを買うでしょうか?
よほどのことがなければ、9割の人が前者を選ぶと思います。
安心できるとか信頼できるなど、理由はいろいろあると思いますが、いずれにしても、前者を選んだのは、ブランドのある方に「価値」があると認めたからではないでしょうか。
中身はまったく同じ商品なのに、ブランドと訴求(販売や広告などでの打ち出し方)を変えて「価値」をしっかりと伝えただけで、売上が何倍も伸び、販売単価も揚がったという商品が実際にあります。
「人は見た目が9割」と言う人がいますが、もともと中身が良かったのが上手に伝わっていなかったところ、デザインを変え、ブランドを変えたら売上が上昇したということは、「ブランディングが9割」と言ってもいいはずです。
ブランドには、長期的な利益を生み出す力があります。
お客さんがそのブランドの商品やサービスを気に入れば、基本的には買い続けるので、長期的に利益を確保することができるのです。
例えば、「コーヒーはスタバ」「スマホはiPhone」「下着はユニクロ」といったように、「私はこのブランド!」と決めている方は結構いるのではないでしょうか。