2020.09.04
1787年のこの日、なんとご存知「努力・勤勉」の代名詞、二宮尊徳(たかのり・そんとく)、通称二宮金治郎が誕生しました。
本来は金次郎ではなく金治郎と書くのだそうですが、現在では金次郎の方が通称になっていますね。
この人はいつの時代の誰?と聞かれるとちょっと答えられない方もおられると思います。
この人は江戸後期の「経世家(けいせいか)」と呼ばれる方です。
経世とは経世在民(けいせいざいみん)、つまり「世を経(おさ)め民を済(すく)う」という意味で、「経済」の由来となっているのですね。
今でいうところの経済学者といったところでしょうか。
子供の頃からずっと本を読んでいて、薪を背負いながら本を読む姿の銅像を見たことがあるでしょう。
努力を重ねて頑張ってきた姿、の象徴として小学校などによくありますね。
現代において、本を読んだりスマホを見ながら歩いていたら、それはもうこっぴどく怒られてしまいますね。
怒る側の気持ちも分かるだけに悲しい時代だなと思います。
この二宮金次郎の言葉に
「貧者(ひんじゃ)は昨日のために今日働き、富者(ふしゃ)は明日のために今日働く」
という絶妙なものがあります。
これを聞いてピンと来る人は、すぐに行動に移すべきでしょう。
仕事のできる者とできない者の差、まさにこれだと思います。