2020.08.10
『思い通りにならない、それが「苦」。
「思い」がなければ、思い通りにならないという現象は起きない。
「苦」は生じない。
「思い」を持たない。
それは、目の前で次々と起きる一般的に不幸だといわれている現象に対しても、「ああ、そうなりましたか」と単なる日常の1ページとして、淡々として受け入れていくということです。
病気や事故、愛する人との別れといった、思いがけず自分の身に起こる出来事を、人生の一部として受け入れていく。
「何でこんなことが起こったのだろう」という「思い」を持たない。
目の前で起こるすべての現象を、「ああ、そうなりましたか」と受け入れていく、それだけです。』
「期待しない」というのは、「思いをもたない」のと同じ。
小林正観さんは、現象には色がついていないという。
私たちが勝手にその現象に感想をつけて、「うれしい」「悲しい」「つまらない」という色をつけている。
どんな現象も「ああ、そうなりましたか」と淡々と受け入れていく。
「思いを持たない」こと、「期待しない」ことは、人生においてとても大事なこと。
他人と比べない生き方