2020.07.26
もし皆さんが家に帰って、夫(妻)から「お前(あんた)バカじゃないの」と年間400回ぐらい言われているとします。
すると皆さんは「バカ」と言われると瞬間的にムカッとして頭にくるでしょう。
それを今日の今この瞬間に「バカと言われると嬉しいのよね。バカと言われるたびに私、元気になってエネルギーが湧いてくるのよね」と思ってみてください。
自分でそう決めてしまうのです。
すると、本当に「バカ」と言われるたびにエネルギーが湧いてきます。
では、私が皆さんにこれから五つの悪態(あくたい)をつきます。
皆さんは何を言われてもニッコリ笑って「ありがとう」と言ってください。
そして、「今これからどんな悪態を聞いても、それは全部自分にとってよいエネルギ―になり、楽しいエネルギーになって自分を元気にしてくれるんだ」と思ってください。
さあ、今、そのスイッチをカチッと入れてください。
用意、カチッ!
入れました。
入れましたね?
では、5つの悪態をつきますよ。
それを全部、「ああ、うれしい。ああ元気になる。ああ、すばらしい言葉だ」と思うのですよ。
では、行きますよ。
やーい、一重まぶた。
やーい、二十あご。
やーい、三段腹。
やーい、四十肩。
やーい、ゴージャスなウエスト回り。
どうですか?
元気になりましたか?
元気になったでしょう!
今のように悪態をつかれたときに、「そういう言葉を聞くと、私、元気になるのよね」というふうに自分で決めてしまうと、人間の体は全部そうなります。
つまり、痛みが痛みとして独立して存在しているのではなくて、自分の受け取り方で物事がすべて変わってしまうのです。
人間の体の高度な機能というのは、これほどすごいものなのです。 小林正観