2020.05.24
次のような事実を皆さんが知ると、ちょっと人生観が変わるかもしれません。
催眠術をかけた人に、「この五円玉は熱いです。これからこの五円玉を腕に乗せます」と言いながら五円玉を乗せます。
ところが、その五円玉は熱くはなく、普通の五円玉なのです。
普通の五円玉を腕に乗せるのです。
催眠術にかけられた人が、普通の五円玉を肌につけられて、熱いですよと言われると、「ギャッ」と言って目が覚めます。
「熱い!」と、目を覚ます。
普通の五円玉をくっつけただけなのですが「いやあ、すごく熱かった」とその催眠術にかかっていた人は言います。
あまりに熱かったり、生命の危険をともなったりすることが起こると、催眠術にかかっていた人は目をパッと開いて、催眠状態が一瞬にして解けます。
そして、五円玉を乗せてから、一、二分すると、火ぶくれができます。
普通の五円玉なのだから、熱くはない。
熱かったと本人が認識しただけです。
認識しただけなのに、なんと本当に火傷をしたかのように、水疱(すいほう)ができる。
熱いものをつけたという「認識をした」だけで、体が変化してしまった。
人間の体は、事実に対して反応するのではなくて、「認識」に反応するようです。
すべて自分がどう「認識」するか。
「認識」が主人であって、それに対して体は百パーセン忠実に反応します。
前にも述べましたが、内臓を温めておくとガンになりにくいらしい。
江戸時代の人の体温が平均三七度くらいだったそうですが、今は、三六度くらいで、一度くらい下がっているといわれています。
だから免疫力が低下しているぶん、体温を上げればよい。
もう一つ内臓の温度を上げる方法。
それは「笑う」こと。
笑うことはある種の体操でもあります。
笑いは、心拍数を上げ血圧を上げて呼吸を盛んにし、酸素消費量を増やします。
これは体操したのと同じ状態です。
不機嫌に「つまんない」と言っていると、体温が上がらない。
だから面白くないダジャレを聞いても、「面白い」と言うほうがよい。
笑ったほうがいい。
笑いは、ジョギングなどのスポーツと違って誰でも簡単にできます。
笑うことで健康が手に入るのです。
お金もかからず、こんなラクな方法は他にありません。
小林正観 著書「そ・わ・か」の法則』より