2020.03.30
大きな危機がきて、みんなが一致団結して立ち向かわなければならないとき、否定的なことを言ってそれをぶち壊す人がいます。
ぶち壊して、その後に別の解決策を持っているのならまだしも、ただ壊すだけなんですね。
「ダメだと言うなら、それよりいい案を出しなさい」
とは、第64.65代内閣総理大臣、田中角栄氏の言葉。
また、
「国難襲来(しゅうらい)す。国家の大事といえども深憂(しんゆう)するに足らず深憂とすべきは人心の正気の足らざるにあり」
という藤田東湖が吉田松陰に贈った言葉があります。
国家全体が受ける危機という国難が襲ってきても、心配することはない。
むしろ、心配しなければならないのは、人々の心に気力や気迫という「生気」がなくなってしまうことなんですね。