2020.02.29
プロのスポーツ選手や一流のアスリートが、試合に行く前に「楽しんできます」ということがある。
それを「不謹慎」だとか、「遊びではなんだぞ」と怒ったりする人がいる。
確かに、プロや一流のアスリートは観客を喜ばせることが要求される。
いただいているお金以上のパフォーマンスを上げられなかったら、すぐに首になってしまう厳しい世界だ。
もし、自分だけが楽しんでいるのなら、まわりは白けてしまい、あっというまにファンは離れていくだろう。
だが、それが「真楽」の心境だとしたら、競技に三昧(ざんまい)になることにより、困難に立ち向かう姿や、失敗さえも、見るものに感動を与える。
三昧とは、精神を集中して、一心不乱にそのことをすることだが、無我夢中に打ち込むことでもある。
人生の醍醐味は「真楽」を味わうこと。