2020.02.12
《夢と希望を捨てて、志(こころざし)を持てば持つほど、神様が応援をしてくれる》
ある営業トップのサラリーマンが調子に乗っていたら営業成績が落ちてしまい、もう退職しようと思ってまわりの人のサポートに徹したら、またトップになってしまったそうです。
他人に喜んでもらいたい、他人を富み栄えさせたいと思うことを「志(こころざし)」と言います。
「今日は出会う人に必ず笑顔を見せよう、にっこり笑うような言葉を投げかけよう」などと決めることが志です。
志とは、相手があって自分がどう働きかけるかです。
志はあればあるだけ、神様が応援をしてくれるみたいです。
一方、夢や希望は捨てたほうがいいようです。
夢や希望は自分を富み栄えさせたいという、自分の欲求や要望だからです。
お金とのつき合い方でも、他人を富み栄えさせるという「利行(りぎょう)」を志に持つと、きっと神様は応援をしてくれます。
まわりの人を富み栄えるようにシステムをつくると、たとえそのときは自分の取り分が少なくても、全体の器が大きくなれば、自分に入ってくる量も多くなっていくことでしょう。
ある女性社長は自分のことをツイていると思っていて、閑散としている店に行くと、そのたびにそこにお客さんが増えるのだそうです。
だからツキを失いたくないときには、ツキを他の人にとられないようにどこへも寄らずに帰っていたそうです。
私は聞きました。
「これまでに何回倒産しましたか」と。
彼女は「なぜわかるのですか」と驚きましたが、実はそれまでに3回も倒産を経験していたそうです。
もし彼女があの店にもこの店にも寄って、たくさんおお店をお客さんが来るようにしてあげていたら、彼女の会社も潤っていたと思います。
自分がどう儲けるかではなく、まわりの人をいかに儲けさせるかという考え方をすると全然お金の動き方が違ってきます。
自分の取り分は少なくなってもかまわないから、まわりの人が潤うようにすると、自分は何もしなくてもまわりの人はあなたが潤うように働いてくえるようになるのです。