2020.02.04
「古人云(いわ)く、霧の中を行けば覚えざるに衣しめる、と。
よき人に近づけば覚えざるによき人になるなり」 道元
昔の人は霧の中を歩いていると
知らないうちに衣が湿るといっている。
それと同じように、よき人のそばにいると、知らないうちに、自分もよき人になっている、ということです。
道元のこの言葉は
実は運をよくする真髄を教えているのではないかと思います。
どんなに才能のある人でも悪い人の中に交わっていては
運をよくすることはできません。
よき人に交わり、よき言葉、よき教えにふれていくことこそ、
運をよくする根元であろうと思うのです。