社長ブログ

楽しんだ人だけが成功する

2019.12.30

聞き流したり、断ったりできない人って“いい人”でいなきゃいけないと思っているんじゃないかな。

だけど、いい人になんてなる必要はないよ。

嫌なことを嫌と言ったからって、悪い人間になるわけじゃないから。

いい人をやめることで、相手を傷つけてしまうかもしれないと思うんだったら、上手にウソを活用すればいい。

気乗りしないことに誘われた時は、

「その日は用事があるからゴメンね」

みたいな感じで、適当な理由をつけて断るとかね。

それと、断る時は笑顔もポイントだよ。

一人さんが人の言うことを聞かない時って、いつも以上に笑顔なの。

普通の人は、相手の意見を受け入れたくない時って、どうしてもこわばった顔や、曇った表情になるんだよね。

でも一人さんの場合は、満面の笑顔で「うんうん、なるほどね~」って。

そう言いながら、実際は全然言うことを聞かない(笑)。

当たりは柔らかいけど、自分の意思は鋼(はがね)より強いんです。

だって、俺には俺の意見があるんだもの。

自分の意思に逆らってまで、人の言うことなんて聞きたくないよ。

そういう強い気持ちを持ちながら、表面的には優しく穏やかに見せる。

これが笑顔のマジックなの。

相手を傷つけることなく、自分も我慢しないで済む。

笑顔って、本当にあらゆる場面で役立つんです。

そうやって笑顔で5回も断れば、6回目は誘われなくなる(笑)。

笑顔のない人って、本当に損をするんです。

人の話を笑顔で聞き流せば、相手の言うことを聞かなくても絶対に嫌われない。

ところがブスっとしていると、たちまち「嫌な人」「自分勝手な人」「ガンコで融通のきかない人」っていう印象になって嫌われるからね。

例えば、会社を辞める時だって、ブスっとしながら辞めるより、最後まで笑顔の方がいいに決まっています。

たったそれだけで、「惜しい人が辞めちゃったね」って思われるの。

仲間からいい波動をもらいながら辞めるのと、「嫌なやつがやっと辞めてくれた」っていうネガティブな波動をもらいながら辞めるのとでは、あなたのその後の人生にだって関わるよ。

いい波動をもらいながら辞めた人は、次の会社でも絶対にうまくいきます。

反対に、嫌な波動をもらいながら辞めた人は、その後どんな仕事をしようとうまくいかないだろうね。

うまくいかない人に限って「会社を辞めると言ったらみんなに意地悪された」とか被害者じみたことを言うんだけど、本当はそうじゃないんです。

会社を辞めるから嫌われたわけじゃなくて、あなたが人に嫌われるような表情や言葉、態度をとったからだよ。

だって、会社を辞めると言っても、最後まで惜しまれる人もいるでしょ?

どんな時でも、感じよく笑顔を心がけるの。

たったそれだけのことで、人生は激変するんだ。

『斎藤一人 楽しんだ人だけが成功する』PHP研究所