2022.09.23
《まわりに喜ばれる喜びは、自分が喜ぶのとは比べられない大きさです》
人は、人の間に生きていることから「人間」と言います。
人間として生きるということは、自分のためではなく、他に存在するもののために生きるということです。
体の中に目を向けてみても、肺や心臓、肝臓、腸など自分のために存在する臓器は何ひとつありません。
みな、体内の他の臓器や細胞を生かすために働いているのです。
ひとつの宇宙が人間の体にまとまっている、ともいえるかもしれません。
ですから、人は、この世に生れたからには自分がいかに目標に向かって歩み、達成するかということではなく、いかにまわりに喜ばれる存在になるか、ということに尽きます。
たとえば頼まれごとをやってあげて、相手がにっこり笑って「ありがとう」と言ってくれたとき、本当の「存在の喜び」が湧いてきます。
喜ばれることが、人間の最も根源的な幸せなのです。
人に喜ばれることをしてみましょう。
いちばん楽しくて、幸せなのは実は私なのではないか、と思えるに違いありません。