2022.09.07
私は、年間三○○回ほど全国を飛び回って講演をしていますが、「よく頑張ります ね。よくバテませんね。よっぽど好きなんですね」と言われます。
けれども、好きでやっているわけじゃありません。
努力もしていないし、頑張ってもいない。
だからと言って、嫌々やっているわけでもない。
多くの人は、必ずと言っていいほど「好き」か「嫌い」かを問いかけます。
実は 「好きだからやっている」「嫌いだからやっていない」という選択のほかに、人生には 三つ目の選択があります。
それは「淡々と生きる」ということです。
「好き」だの「嫌い」だの、目の前に起きた現象やものについて、いちいち評価・評論しないで、自分が定めた「シナリオ」に沿って起きているのだから、ただ淡々と 「そういうふうになりましたか」と言いながら生きる、ということです。
病気や事故など、いわゆる「イヤなこと」「不幸なこと」と思い込まされていることも、結局は自分で書いてきた「シナリオ」どおりに起こっているだけのこと。
たとえば、病気をすることによって、人は、病気をする前よりもした後のほうが優しくなります。
元々が優しいのに、何かのきっかけで競争の世界、比べ合いの世界に入ってしまって、人を蹴落とさなければならなくなった人は、元々がすごく優しいので、優しさに戻ろうとする。
その時に、体は病気という現象を選びます。
そして、病気をする前と後では優しさが全然違う。
とても優しい人になります。
事故も、起こす前と後とでは謙虚さが全然違う。
とても謙虚になる。
ですから、病気や事故などに出合っても、それはもう「シナリオ」どおりに起きたことなのだから、淡々と受け止めて生きていればいいのです。小林正観
※ しばし入院の関係上ブログお休みさせていただきました、ごめんなさいね!まさにシナリオでした笑