武道をはじめとして、およそ道のつくものはみな、上級者になればなるほど肩の力が抜けてくる。

武道でいうなら、無駄な筋肉を使わなくなるからだです。

物事は計画通り順調に進まないのが当たり前。

しかし、肩の力を抜いていれば、そんなこともあるだろう、とヒステリックにならず、その局面局面で対応できる。

だから、そこで、思わぬチャンスと出合うこともできる。

まわりが見えるからです。

だが、そのことしか頭になく、まわりが見えていないときは、武道でいうならカチカチに体が固まっているとき。

肩の力が抜けている人は、こだわりがなく、飄々（ひょうひょう）としている。

運がいい人は、肩の力が抜けている。