2022.08.17
実は多くの人は、誰もひとしく、「一寸先は闇」であるし、「一寸先は光」であることを忘れている。
人生、何があるかわからない、というのは事実であるのに、今日と同じ明日が続くと思ってしまう。
すると、感動や気づき、好奇心、そして遊びがなくなってくる。
つまり、感じる心という「感性」が弱くなる。
平安時代に編さんされた『梁塵秘抄』(りょうじんひしょう)の中に有名な歌がある。
「遊びをせんとや生まれけむ 戯(たはぶ)れせんとや生まれけん 遊ぶ子供の声きけば 我が身さえこそ動(ゆる)がるれ」
子どもは遊びをするために生まれてきたのだろうか、面白がって遊んだりふざけたりするために生まれて来たのだろうか。
そんな可憐で楽しそうな子どもたちの声を聞いていると、私の気持ちも身体も動いてしまう。
子どもは時のたつのを忘れて遊びに夢中になる。
しかし、大人になると何かに夢中になることが少なくなる。
創造力は「体験×意欲」