2022.07.13
《宇宙のしくみは「成せばなる」とはなっていない》 小林正観
なぜ人間は、自分がただ生まれてただ散っていくことを、受け入れられないのでしょうか。
それは、「成せばなる 成さねばならぬ 何事も 成らぬは人のなさぬなりけり」という言葉を、学校で教わったからかもしれません。
でも宇宙のしくみは、そうはなっていないようです。
自分でシナリオを書いて、シナリオのとおりに生まれてきたのなら、力を入れて人生に取り組む必要はありません。
ただ、目の前に起きたことについて、 感想・論評・評価をせずに、笑顔で「はい、わかりました」と受け入れていくことだけ。
子ども、妻、夫、舅、姑も、みんな受け入れるために存在しているのであって、戦って争って説得して、自分の思いどおりにするために存在しているのではありません。
私たちの人生での出来事全部に対して、笑顔で受け止められるように。
そのために、私たちはシナリオを書いてきたのではないか。
私たちは、ああじゃこうじゃと感想を言う必要はないようです。