2022.07.10
城山三郎氏のこんな言葉があります。
『六十代に入ったころ、「これはいい、これで行こう」と思ったのは、
「残躯(ざんく)楽しまざるべけんや」
という伊達政宗の言葉であった。
もっと日常的な言い方では、
「今朝酒あらば 今朝酒を楽しみ 明日憂(うれい)来たらば 明日憂えん」
といった生き方である。 』《無所属の時間で生きる》
人は、まだ起こりもしないことをあれこれ心配して、不安になってしまいます。
心配事の9割は起こらないというのに、思い悩むのです。
それは、まさに…
『一度だけの人生だ。
だから今この時だけを考えろ。
過去は及ばず、未来は知れず。
死んでからのことは宗教にまかせろ。』
という、中村天風師の言葉の通りです。
たとえどんなことがあろうと…
この今を、楽しめる人でありたいと思います。