2022.06.13
最近青森から父親の転勤にともなって京都に引っ越して来た高校生の女の子が、知人の紹介で訪ねて来た。
いじめにあって登校拒否をしているというのである。
リンゴのような頬が涙でくもっていた。
「今、何時ごろ起きているの」と聞いてみた。
「学校に行っている時は6時半に起きていましたが、今は昼近くまで寝ています」と、正直に答えてくれた。
深夜までテレビを見ているのだという。
私は学校に行かなくなった事情を聞こうとは思わなかった。
ケアの知識のないものが間違ったことをいうことは控えなければならない。
ただ、今、一番必要なことは、人間としてどう生きることが大切かということに気づくことなのである。
「学校に行けないことの理由も重要ですが、その前に学校に行っていた時の6時半の起床をなぜ破ってしまうのかということが大きな問題ですよ。
自分で自分を崩してはならない。
出来たら6時に起きてごらん」
「そんなに早く起きて何をするんですか」と聞き返して来た。
「お掃除から始めたら。1日の始めが晴ればれとして、明るいあなたの人生が生まれ変わりますよ」。
彼女は何かに気づいたのであろう。
「やってみます!」と、目を輝かせて笑顔で帰っていった。
心を開き笑顔を忘れなければ道は開く。
『こころの杖ことば 笑顔開運』ぱるす出版
今日も生きてることに感謝♬