2022.05.23
我々は錯覚や思い込みの達人です。
一度こうと思ったら、その考えからなかなか抜け出せない。
たとえば、業界一位の会社には到底追いつけないし勝てないとか、スポーツでいうなら○○秒の壁は破れないとか優勝は絶対無理とか。
「打つ手は無限」という滝口長太郎さんの詩があります。
【打つ手は無限】
すばらしい名画よりも
とてもすてきな宝石よりも
もっともっと大切なものを私は持っている。
どんな時でも
どんな苦しい場合でも
愚痴を言わない。
参ったと泣き言を言わない。
何か方法はないだろうか
何か方法はあるはずだ
周囲を見回してみよう。
いろんな角度から眺めてみよう。
人の知恵も借りてみよう。
必ず何とかなるものである。
なぜなら打つ手は常に
無限であるからだ。
「人間がすごいのは弱いから」
どんなに苦境に陥ろうと、あきらめず、くさらず、様々な手をかんがえる事。
弱さを自覚し、自分にあるものに光をあて続けたいですね。