社長ブログ

「どうしたら喜ばれるか」だけ考えていればいい。

2022.05.20

自分の職場で何もかも不満だらけで悩んでいる、という方がおられました。

「あなたは今まで自分がいかに満足するか、ということについては、たくさん考えてきたのでしょう。でも、まわりの人にいかに喜ばれるか、ということを考えて生きてきたことはありますか」 と言うと、「えっ」と小声で叫んだきり黙ってしまいました。

宇宙の構造というのはすごく簡単で、自分が一度も喜ばれようとしてこなかったのに、自分が喜びたい、喜びたい、何も自分の思いどおりになっていかない、と叫び続けても叶うことはないのです。

私は、この方に、 「投げかけてこなかったのだから、それでは自分が喜べる現象が起きてくれるようにはなりませんよね。あなたは今まで、自分の思いどおりにならないので、自分の楽しいように世の中や自分の周囲が変わってくれるべきだと、ずっと思ってきたのではないですか」 と言うと、「そうだ」と答えました。

自分が何も宇宙に対して喜ばれることを投げかけていないのに、自分が満足できるようにといくら叫んでもダメです。

自分が投げかけていないのなら返ってきません。

おもしろいことに、要求している人ほど投げかけていない。

構造がわかっていないから要求ばかりするのです。

究極の損得勘定とは、自分に楽しいことが宇宙から降ってくるという人生がほしいのであれば、たくさん投げかけること。

喜ばれるように投げかけると、自分にとって喜べるようないろんな現象が降ってくる。

嫌がられるようなものを投げかけていると、自分にとって嫌な状態に囲まれて生きていくことになる。

次から次へと面倒くさいことが起きてきます。

その方は今まで、「ああ大変ね」と言ってくれる人は多かったと思いますが、「投げかけていない」と言われたのは初めてだったのでしょう。

私の主宰する「うたし会」は、「うれしい、たのしい、幸せ」だけ考えていれば、あとは考えなくていいという集団。

どうやって儲けようかとは考えない。

どうしたら売り上げがあがるのか? 人が来るのか? という問い自体が間違っている。

矢印が逆。

「いかに自分がいい思いをするか」、ではなくて、「どうしたら喜ばれるか」だけ考えていればいい。  小林正観