2022.05.19
自分はいい思いができていないという人は、投げかけていないのかもしれません。
だから、自分は恵まれていない、喜べるような状況に囲まれていない、というのであれば、そこから本気になって投げかけを始めてみたらおもしろい。
今までは、いかにいい思いをするか、を考えてきたのでしょうが、それをやめる。
「職場で、どうしても好きになれない人がいます。でも『ありがとう』という言葉をなるべく言うようにしているのですが、それでも気持ちがすっきりしないのです」 という方がいらっしゃいました。
それは、その人の現在の状況をあらわしているのです。
●臭いものには、ハエが寄ってくる。
●芳香を放つ可憐な花には、ミツバチ、モンシロチョウが寄ってくる。
●もっと大輪の美しい花には、アゲハチョウが寄ってくる。
という構造になっています。
要するに、ガ(我)があるとチョウが寄ってこないのです。
自我でものを選り分けているうちは、良いものが寄ってこなくなる。
「どうしても好きになれない人がいて......」と言った瞬間に、人を好き嫌いで分けているレベルの人なのだから、「そのレベル」の人ばかりが集まってくるようになっています。
それが宇宙の摂理。
そして、人に対して「好きだ、嫌いだ」を言わなくなった人は、おもしろいことに、 嫌いだと思うような人が寄ってこなくなる。
だから、「嫌いな人がいるのですが、どうしたらいいでしょう」と言っている間は、ずっとその状態はつづきます。
その人のレベルに合った人がくるのです。 小林正観