2022.04.26
あるところに、貧しい母子家庭の家がありました。
母親は、いつも夜なべをして、針仕事をしていた。
娘が学校に行くようになったとき、その母親は娘にこう言いました。
「お母さんは、貧しくてあまり学校へも行けず、勉強ができなかった。だから、お前が学校に行ったら、どんな勉強をしてきたか、それを毎日私に教えて欲しい」と。
娘は、母親に教えるため、学校で必死に勉強をし、それを母親に毎晩伝えるということをくり返すうちに、とうとう学校で一番の成績になったという。
誰かに教えるために、勉強するということは、実は、自分自身が一番勉強になり、身に付く方法なんです。
教えるためには、自分がかなりのレベルで理解できていなければならないからです。
すると、必然的に必死で勉強するようになる。
何のために、勉強するのか、という、その目的がはっきりすれば、我々の頭脳はフル回転しだす。
教育において…
「どんな内容だったか教えて欲しい」は、魔法の言葉です。