2022.04.05
道具を大事にするということは、「丁寧に生きる」ということです。
「丁寧に生きる」とは、小林正観さん流に言えば「念を入れて生きる」ということ。
「念」という字は「今」と「心」と書きます。
つまり、目の前にいる人を大事にし、目の前に出現したことをただひたすら一所懸命やることです。
それは、「礼儀正しくする」ことでもあります。
礼儀正しい「挨拶」「言葉づかい」「返事」そして「所作」です。
礼儀正しい所作とは、たとえば、茶道の作法です。
相手をもてなすための、美しく心配りのある作法です。
お道具を大事にするのも大事な作法の一環です。