2022.04.14
医師、矢作直樹氏よりこんなお話がありました。
たとえは悪いのですが、からだの維持は「蟻地獄(ありじごく)」に似ています。
しっかりと前に進まないと、ずるずる後ろ(下)へと落ちます。
前に進む、つまり常にからだを動かす、鍛えていなければ、ずるずると衰え、さまざまな病気になりやすくなるのです。
皆さんの多くが望んでいる死に方は「ピンピンころり」でしょう。
長いこと寝たきりになる状態を望む人などいません。
でも、と考えます。
ピンピンころりと旅立つためには、まずピンピンしていないといけません。
普段から元気でないといけません。
そのためには、もっとからだを動かすこと。
「疲れる、面倒くさい」
そう考え、楽なほうへと流されないでください。
また、からだは「借り物」という事実をお忘れなく。
私たちのからだは、なるたけ傷をつけずに、他界するその日に天へとお返ししなければなりません。
その意識がなければ、からだへの感謝の念も生まれません。
すこやかに生きる。
身軽に、無理なく生きる。
私たちは皆、地球に住まわせていただいています。
「お天道さまに、生かされている」
この事実を、いつも忘れたくないものです。