2022.04.10
以前...テレビのドキュメンタリー番組を見ていて、「やはり一流は違う」と感銘を受けた人がいました。
ものまねタレントのコロッケさんです。
コロッケさんは、「ものまねショー」のお店を経営している。
お店のショーに出演する演者は、コロッケさん自身がオーデションを開催し開拓しているのだが、そのなかで彼は意外なところに時間をかけていました。
そのオーディションの審査は厳しく、ほとんどの人が落選するのだが、コロッケさんは落選した1人ひとりに「もっとこうしたほうがいい」と時間をかけてアドバイスしていたんです。
さらに、ただアドバイスするだけでなく、自分自身でもやって見せていました。
「郁恵ちゃんのものまねは、こんな感じでリズムを少しハズすと面白くなるよ」
そのアドバイスのとおりにするだけで、各段に面白くなる。
そして、落選した人は「これ、やらせてもらいます!」と帰っていきました。
しかし、考えてみると、それはコロッケさんの持ちネタのはず。
ところが彼は、惜しむことなく後輩たちにワザを伝授する。
芸能界の大御所であるコロッケさんが、今なお多くの人から愛されている理由はそんなところにもあるのでは、と思います。
もし、オフィスにハサミがなければ、あなたのハサミを誰もが使えるように共有する。
自分だけが知っているノウハウがあれば、出し惜しみせずみんなに教える。
そんなことが自然にできる人は素敵ですよね。