2022.03.16
アップル創業者のスティーブ・ジョブズは「Connect The Dots」(点と点をつなぐ)という有名な言葉を残しました。
「将来を見据えて点(経験)をつなぐことはできません。後で振り返ってつなぐことができるだけです」と語りました。
つまり、未来を予想して、こういう経験をしておこう、こういう教養を身につけようということはできないということです。
後になって初めて、「ああ、このためにあの勉強をしたんだ」と気づくのです。
情報集めや技術の習得は、必要なスキルではあるが、教養ではないということです。
なぜならそれは、消費されるから。
ただし、消費されない情報や技術も一部にはあります。
たとえば、スティーブ・ジョブズがカリギュラフィー(西洋の書道)の授業に出ていたことで、それが後のマッキントッシュのフォントに役に立ったという事例があります。
ジョブズはカリギュラフィーをビジネスの役に立たせようと思って学んだのではないのです。
これは、むしろ、芸術です。
反対に、教養は生産です。
教養と教養の断片をつなぎ合わせて、自分独自のアイデアを創り出すことができるからです。
大人の教養を身につけ…
答えのない問題に対して、自分なりのやり方を見つけ出せる人でありたいと思います。