社長のつぶやき

「淡味(たんみ)」

2021.12.20

『千利休は、この四杯目以降のお茶、甘味もなく、渋みもなく、苦みもない、かすかに色が付いているだけの茶の味を、「淡味(たんみ)」と呼びました。

「淡々と」の「淡」です。

淡々とは、“水が静かに揺れ動く”という意味で、静かに安定している状態です。

この淡味は、ただのお湯、白湯(さゆ)に近い状態です。

利休は、「この淡味のよさがわからない限り、お茶は永久に理解ができない」と言っています。

利休は、出がらしのお茶のおいしさがわかるようになれと言った。

じつはこの出がらしのお茶のおいしさとは、「感謝」です。

茶道はお茶をいかにおいしく淹れるか、いかにおいしく味わうかの道ですが、それを甘い、渋いと言っている間は、まだ本質がわからない。

淡味のお茶をいかに味わえるか、それをどう喜びとすることができるか、つまり感謝することができるか。

そこで、本当のおもしろさがわかる。』