2021.11.26
ずっと仲よくしてきた相手に対して、なぜか一緒にいてもあまり楽しく感じられなくなってくることってあります。
そういうとき、相手と距離を置くことに罪悪感を抱く人がいるんだけど。
あのね、テレビで面白くない番組をやっていたら、迷わずチャンネルを変えるよね。
そのことでテレビに罪悪感を抱くかい? というくらい、一人さんには、罪悪感を抱く意味がわからないんです。
相手に対する感覚が変わるのって、「山」みたいなものなんだ。
山を下から見ているときは高く見えるけど、隣のもっと高い山に自分が登ると、今度は低く見えるんだよね。
そういう現象が、魂にもあるんです。
だから、罪悪感なんて抱く必要はないんだ。
要は、自分の魂が成長したことで起きた現象なの。
友達との距離に寂しさを感じるかもしれないけど、自分の成長は喜ばしいことだから、ネガティブな感情に流されることはないんだ。
でね、本当は仲間と一緒に成長するのが一番いいんです。
仲間と一緒に成長できたら楽しい。
そのために俺だったらどうするかというと、相手が面白くなくても、自分がその場を楽しくするんです。
自分1人しかいないときでも面白いことばかり考えているから、場を盛り上げるのなんてわけないんだよね(笑)。
楽しい雰囲気を作るにはどうするんですかっていうと、ひたすら「くだらない」 ことを意識するの。
半端なく、くだらないことだよ(笑)。
「そういう突き抜けた面白さを身につけると、周りにも同じように突き抜けた人が 集まってくるから、勝手にどんどん楽しくなる。
いつの間にか、自分の周りに楽しい人しかいなくなっているものだよ。
一人さんって、生きていること自体が楽しいんです。
だって、生きているだけで、楽しいことは山ほどあるからね。
俺は、楽しいことを待つ人間じゃないの。
自分で楽しいことを作るから、命があればそれだけで楽しいんです。
でね、楽しいことが当たり前だから、1分1秒たりとも楽しくない時間はありえないんだ。
だから、24時間ずっと楽しいんだよ。
そこまで楽しんでいる人が、不幸になるわけがないよね。
1分でも多く、1秒でも多く楽しみたいと思いながら生きている人は、間違いなく成功するよ。 斎藤ひとりさん