2021.11.25
子どもは親の後ろ姿を見て育つといいます。
どんなに外面(そとづら)がよかろうと、家の中で見せる姿に影響を受ける。
これは、家庭を一歩出た時も同じで、はじめは格好をつけて、隠しおおおせたとしても、いずれその人の真の姿がわかってしまう。
それを、「後ろ姿に現れる」といいます。
ボロボロとメッキが剥(は)がれるということです。
「別れたあとに、また会いたいと思うような余韻や余情を残す人は魅力的な人間である」(行徳哲男)
余韻とは、鐘の音などが消えたあとも、なお耳に残る響きのことですが、会社や社会において、その人が残した実績や成果、そして温かな人間関係でもあります。
余韻は、後ろ姿に現れる。
温かな人間関係を持続できる人には「情」があります。
後ろ姿ににじみ出るような本物の魅力を身につけたいですね。