2021.11.23
不機嫌な顔つき、相手を傷つける言葉、冷たい態度、無視といったダイオキシンを、家庭で、職場で、通勤途中などで撒きちらしていないでしょうか。
特に家庭で、配偶者や子どもたちに、平気で浴びせてはいないでしょうか。
「恐ろしい顔付きの平和主義者は本物ではない」といった人もいます。
心に平和を保ち、笑顔を大切にしたいものです。
嫌なこと、腹の立つこと、愚痴りたいこともいっぱいあり、言い返したいこと、仕返ししたいこと(それも倍返しで)もあります。
そんな時に、幼い時から母に繰り返し言われたこと、「あなたの大きさは、あなたの心を乱すものの大きさなのですよ」
「あなたには、他人の生活まで暗くする権利は、ありません」が、心によみがえってきて、自分を冷静にし、正してくれます。
いじめが後を絶ちません。
今、子どもたちの心をむしばんでいるもの、それは案外、測定できない大気中のダイオキシン。
私たちが口から出している心ない言葉、表情、態度なのかもしれないのです。
笑顔の多い家庭には、必ず相互の許し合い、思いやりの言葉があります。
許すこと、ほほえみを交わし合うことを惜しまないようにしましょう。
一生の終わりに残るものは、我々が集めたものではなくて、我々が与えたものなのですから。
『面倒だから、しよう (幻冬舎文庫)』